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 少年は  彼の怯えた眼を見つめた

 どの様な扱いを受けてきたのだろう  その体に残る傷は生々しい

 手を差し伸べれば  鋭い声を上げ  その大きな嘴を彼の頭上に振りかざした






 さて 元の飼い主に何をされたのか 拾ったは良いが全く懐かなくてね

 雨の中で 声を出す元気も無かったのさ


 困り顔の年寄りが 少年に彼を託したのは数日前







 疑い 戸惑い 恐れ   決して人だけの物では無い負の感情が 

 友を求める強い思いが

 巨鳥の小さな瞳から 伝わってくる



 口では語られぬ 獣の声無き声

 言葉では時として不器用になるが 両の眼が語る思いは嘘をつかない


 その心が理解出来るからこそ

 突付かれても蹴られても  少年は 決して諦めなかった






 数日後 依頼主が見た光景とは





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